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口呼吸が歯に与える影響について
2025年1月28日
みなさん、普段の呼吸は「鼻呼吸」でしょうか?それとも「口呼吸」でしょうか?
呼吸の仕方は普段あまり意識しないかもしれませんが、「口呼吸」を続けると、お口の健康に悪影響を与えることがあります。
今回は、口呼吸が歯やお口にどのような影響を与えるのか、そしてその改善方法についてお話しします。
口呼吸が引き起こすお口のトラブル
1. 虫歯や歯周病になりやすくなる
口呼吸をしていると、口の中が乾燥しやすくなります。唾液には細菌を抑える働きがありますが、乾燥するとその力が弱まり、虫歯や歯周病になりやすくなります。
2. 歯並びが悪くなることも
口呼吸を続けていると、舌が正しい位置に収まらなくなり、歯並びや顎の発育に影響が出ることがあります。特にお子さんの場合、口呼吸が歯の成長に影響することがあるので注意が必要です。
3. 口臭の原因に
口の中が乾くことで、口臭の原因になる細菌が増えやすくなります。唾液の働きが弱まるため、口の中をきれいに保つ力も落ちてしまいます。
4. 口や喉が炎症を起こしやすくなる
口呼吸では、乾いた空気が直接喉や口に入るため、口の中や喉が乾燥して炎症を起こしやすくなります。
5.口が開いたまま寝ることで気道が狭くなる
口呼吸をしていると、寝ている間に口が開き、舌が喉の奥に下がることがあります。
これによって、気道が狭くなり、空気の通りが悪くなることでいびきが発生しやすくなります。
6.鼻のフィルター機能が使えない
鼻呼吸では、鼻毛や粘膜が空気中のホコリやウイルスを捕まえる役割を果たします。
また、鼻が空気を適度に湿らせ、温めて体内に取り込む準備をします。
しかし、口呼吸ではこれらの機能が働かず、外気中の細菌やウイルスが直接喉や気管に入り込むため、感染症のリスクが高まります。
口呼吸を防ぐためにできること
•鼻づまりやアレルギーを治す
鼻が詰まっていると口呼吸になりやすいです。
耳鼻科で治療を受けることで、鼻呼吸がしやすくなります。
•口の周りの筋肉を鍛える
口呼吸の原因の一つは、口の周りの筋肉が弱いことです。
舌や唇を動かす簡単なトレーニングをすることで、自然と鼻呼吸に近づけることができます。
•鼻呼吸を習慣づける
普段から意識して鼻で呼吸をするように心がけてみてください。
寝ている間に口呼吸をしてしまう場合は、専用の鼻呼吸テープを使うのがおすすめです。
•歯医者さんで定期的に診てもらう
口呼吸が歯やお口に与える影響を早めに発見するためにも、定期的に歯医者さん行くことをおすすめします。
口呼吸は知らないうちにお口の健康を損なう原因になることがあります。日ごろから「鼻呼吸」を意識することで、歯やお口を健康に保つことができます。
口呼吸に関するお悩みがございましたらお気軽に当院までご相談ください。
一緒に健康なお口を目指していきましょう!