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喫煙が歯周病に与える影響
2025年7月23日
喫煙は歯周病の最大のリスク要因のひとつであり、タバコを吸っている人は、吸っていない人に比べて歯周病に2〜6倍もかかりやすいというデータがあります。
喫煙による代表的な悪影響
①血流が悪くなる
タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させることで、歯ぐきへの血流が悪化。
その結果、栄養や酸素が届きにくくなり、組織の修復力が低下します。
②免疫力の低下
喫煙は白血球の働きを弱めるため、細菌への防御力が落ちます。
結果として、細菌感染が悪化しやすくなります。
③炎症に気づきにくい
歯ぐきに炎症が起きても、血流が少ないため出血しにくく、気づきにくくなります。
「痛くない=健康」ではないので注意が必要です。
④骨の吸収が進みやすい
喫煙により歯周病菌が増殖しやすくなり、歯を支える骨が急速に破壊されていきます。
喫煙による影響は、見た目だけではわかりづらく、進行してから気づくことが多いのが特徴です。
例えば、「歯ぐきが腫れているけど痛くない」「歯がぐらぐらしてきた」と感じたときには、すでにかなり進行している可能性も。
だからこそ、予防的ケアが大切です。
歯周病を防ぐための予防ケア
1,正しい歯磨きを丁寧にすること
• 1日2〜3回
• 歯ブラシの角度は45度(バス法)で歯ぐきに沿わせる
• 力を入れすぎないこと
2,歯間ケアは毎日の習慣にすること
・歯ブラシだけでは届かない部分をデンタルフロスや歯間ブラシでしっかり清掃
3,洗口液の併用
・喫煙によってお口の中の細菌バランスが崩れやすくなるため、洗口液を使ったケアも効果的
・歯周病菌に効果のある成分(CPCやクロルヘキシジンなど)を含む洗口液がおすすめ
⭐︎当院では、ハビットプロ . コンクールF 等を取り扱っています
4,歯科医院での定期検診を受けること
• 3〜6ヶ月ごとの定期検診を受ける
• 歯石除去(スケーリング)で歯周ポケット内を清掃
• レントゲンで骨の状態もチェック
5,可能であれば禁煙 (難しければ本数を減らすことからでも)
・禁煙はお口の健康にとっても最大の予防法
喫煙していても、しっかりケアすれば歯周病の進行を防ぐことは可能です。
大切なのは、「知らないうちに進行する」ことを防ぐ意識。
未来の自分の歯のために、今日から一つでもケアを始めてみてくださいね。

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