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歯ぎしり・くいしばりの原因と予防するには

2025年12月2日

日常生活や睡眠中に「歯をギリギリ鳴らす」「無意識に歯を食いしばっている」と感じたことはありませんか?
これが歯ぎしり(ブラキシズム)やくいしばりです。放っておくと、歯や顎に負担がかかり、痛みや歯の摩耗の原因になることがあります。

🦷なぜ歯ぎしり・くいしばりは起こるのか?

原因は大きく分けて心理的なものと身体的なものがあります。

1. 心理的ストレスによる筋緊張
ストレスや緊張が強いと、睡眠中や集中時に筋肉が硬くなり、歯ぎしり・くいしばりが起こりやすくなります。 

2. 噛み合わせ・歯並びの影響
歯の高さや歯並び、被せ物の形などが筋肉に負担をかけるケースもあります。

3. 睡眠の質の低下
寝つきの悪さ、浅い眠り、寝酒、睡眠時無呼吸症候群は歯ぎしりを助長します。
「朝から顎や肩が疲れている」という方は睡眠の質の影響が大きいこともあります

4. カフェイン・アルコール・薬剤
コーヒー、アルコール、一部の内服薬(例:抗うつ薬)も歯ぎしりを誘発することがあります。

5. 姿勢の乱れ(スマホ首・猫背)
頭が前に出る姿勢は、顎周囲の筋肉に常に負担をかけ、くいしばりの引き金になります。

◆ 歯ぎしり・くいしばりが招く顎関節症

歯ぎしりやくいしばりが続くと、顎関節や周囲の筋肉に大きな負担がかかり、次のような顎関節症を起こしやすくなります。
 • 口を開けるときにガクッと音がする
 • 顎が痛む
 • 口が開きにくい
 • 顎が疲れやすい

これは、顎の関節や筋肉に過剰な力が加わり続けた結果起こる“顎のトラブル”です。

◆ 顎だけではない!全身への影響

顎関節や噛む筋肉の緊張は、驚くほど全身に影響します。

● 頭痛・肩こり
顎を動かす筋肉は、側頭部や首・肩の筋肉とつながっています。
そのため、食いしばりで顎の筋肉が硬くなると、頭痛や肩こりが慢性化することがあります。

● 姿勢の乱れ
顎の位置がズレると、身体はバランスを取ろうとして首や肩に負担がかかります。
結果的に猫背やストレートネックの原因にも。

● 睡眠の質の低下
夜間の歯ぎしりが強いと、浅い睡眠が続き、疲れが取れにくくなります。

● 歯の摩耗・破折
全身症状に加え、歯がすり減ったり欠けたり、知覚過敏が起こることもあります。

歯ぎしり・くいしばりのサイン

 • 歯の摩耗や欠け
 • 顎やこめかみの痛み、頭痛、肩こり
 • 朝起きたときの顎の疲れ
 • 耳の奥の違和感

自宅でできるセルフケア

 • 就寝前に軽く顎のストレッチ
 • 日中に意識して歯を離す(唇を閉じて、歯を軽く離す)
 • ストレスをためない工夫(深呼吸、軽い運動など)
• マウスピース(ナイトガード)の使用(歯科で作成(保険治療可能))

歯ぎしりやくいしばりは、放置すると歯や顎に大きな負担をかけます。気になる方は、早めに歯科でのチェックをおすすめします。
定期検診の際に、歯の状態や咬み合わせも一緒に確認しましょう。