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手巻きフロスとホルダー付きフロスってどちらがいいの

補助清掃用品としてぜひ取り入れて欲しいものの一つにフロスがあります。歯と歯の間を清掃するのに適した物としてフロスと歯間ブラシがあります。この二つの使い分けについてはこちらの過去のブログの記事(2025年7月1日)を参考にしてください。

🦷今回は各フロスの種類についてご紹介します🦷

比較項目 手巻きフロス ホルダー付きフロス
使いやすさ △(慣れが必要) ◎(すぐ使える)
操作の簡単さ △ 指の操作が必要 ◎ 持って入れるだけ
清掃力 ◎ 歯にしっかり沿う ○ 部分的に弱い
歯ぐきへのやさしさ  ◎ 力加減しやすい △ 力が入りすぎることも
奥歯の使いやすさ ◎ 慣れればラク △ 形によっては届きにくい
コスパ  ◎ 安い・長持ち △ 消耗が早い
おすすめな人 丁寧にケアしたい人 不器用・初心者

▶ ホルダー付きのフロスが向いている人

 •フロスが初めて
 •手先が不器用

👉 まず習慣をつけたい人向け
毎日使えるようになるのが目標なので毎日のケアに取り入れやすいです。

▶ 手巻きフロスが向いている人

 •歯ぐきのケアをより重視したい
 •詰め物・被せ物が多い
 •慣れてきてレベルアップしたい

👉 歯科的には一番おすすめ
歯の形に沿わせて動かせるので、汚れがよく取れます。

どちらのフロスも一日一回でも毎日行うことが理想であり、目標です。
やり方がわからない場合やおすすめのフロスのメーカーなどは歯科衛生士にお尋ねください☺️

舌の位置を意識したことはありますか?

実は、舌の正しい置き場所=舌スポットは、歯並び・噛み合わせ・口腔機能に大きく関わっています。今回は、あまり知られていないけれどとても重要な「舌スポット」についてご紹介します。

舌スポットとは、上の前歯のすぐ後ろにある少し盛り上がった部分に、舌の先が軽く触れている状態のことです。舌の先がそこにあり、舌全体が上あごにふんわりつき、唇は軽く閉じ、歯は噛みしめていない状態が理想とされています。この位置が、安静時の正しい舌のポジションとされています。

舌はとても力の強い筋肉で、正しい位置にないと歯並びや噛み合わせに影響します。舌が下や前にある状態が続くと、出っ歯や前歯が噛み合わない開咬、歯並びの乱れの原因になることがあります。舌は内側から歯列を支える役割を持っており、舌の位置が安定することで歯並びも安定しやすくなります。

舌スポットが重要な理由

・歯並びや噛み合わせを内側から支える
・出っ歯や開咬などの不正咬合のリスクを減らす
・矯正治療後の歯並びの安定、後戻り予防につながる

舌スポットと呼吸の関係

・唇が自然に閉じやすくなる
・鼻呼吸がしやすくなる
・口呼吸によるむし歯、歯周病、口臭、口の乾燥を防ぎやすくなる
・睡眠時のいびきや口の渇きの軽減につながることがある

舌の位置が安定することで

・発音がはっきりしやすくなる
・食べ物や唾液を正しい方向へ飲み込みやすくなる
・咀嚼や嚥下など口腔機能の発達、維持につながる
・お子さんからご高齢の方まで幅広い年代でメリットがある

舌スポットができていないと見られる傾向

・舌が常に下にある、または前に出やすい
・舌で前歯を押す癖がある
・無意識に口が開いている
・食事のときにくちゃくちゃ音がしやすい

舌スポットは意識と簡単なトレーニングで身につけることができます。日常生活の中で舌の位置を意識することが、歯並びやお口の健康を守る第一歩になります。歯並びや口呼吸が気になる方は、舌の位置を一度見直してみましょう。

歯医者さんで販売しているオーラルケア用品って市販の物と何が違うの?

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、当院で取り扱っている
歯科医院でしか購入することができないモンダミンシリーズについてご紹介いたします。

◯なぜ歯科医院でしか購入できないのかをご説明します。

今回ご紹介するモンダミンシリーズは、
歯科医師や歯科衛生士が推奨する、プロフェッショナル仕様の製品で、口腔内の健康をより効果的にサポートすることを目的としております。
歯周病予防効果を最大化するため、歯科医院での専門的な指導と併用することを目的としているからです。
高い殺菌・抗炎症作用を持つため、自己判断での誤用を防ぎ、より効果的なケアを患者さんに提供するために、歯科医師や歯科衛生士が正しい使い方を説明した上で販売されています。

⚪︎ハビットプロ

ハビットプロは、歯科医院専売の洗口液です。当院で取り扱っている洗口液の中でも、特に人気なのがハビットプロです。

◎効果・効能

・口腔内の原因菌を殺菌
・歯茎の腫れと炎症を防ぐ
・歯茎からの出血を防ぐ

◎特徴
・ノンアルコールでピリピリせず低刺激
・希釈の必要がなく簡単に続けやすい
・天然ミントの香味でスッキリ✨

◎こんな方におすすめ

・むし歯・歯周病を予防したい方
・口臭が気になる方
・歯ぐきが腫れやすい方
・ノンアルコールで低刺激!お子様にもおすすめ

※1日4回の使用が目安です。

⚪︎ワンショットプロ

ワンショットプロは、就寝前のワンショットで手軽に簡単スピード殺菌➕長時間殺菌コートすることができます。

◎効果・効能

・歯周炎予防
・歯垢の付着を防ぐ
・口臭防止
・口の中を洗浄し、爽快にする

◎特徴
・スピード殺菌
・長時間殺菌コート
・CPC高活性処方
・就寝前の1回の使用
・歯みがきができない時の応急ケアとしても
便利
・さっぱりとしたプレミアムハーブの香味🌿

◎こんな方におすすめ

・口臭が強く気になる
・歯周病が進行しやすい
・短時間で口の中を清潔にしたい
・治療前後の感染対策を重視したい
・1日に何回もできない方、ご高齢の方

※就寝前の1回のみ使用してください。

⚪︎リセットコートプロ

リセットコートプロは、
食後の口腔内の酸を素早く中和し、虫歯リスクを抑える歯科医院専売のオーラルケア剤です。

◎効果・効能

・虫歯の予防
・歯周炎の予防
・歯垢の付着を防ぐ
・口臭防止
・口の中を洗浄、爽快にする

◎特徴

・飲食後の口腔内の酸をすばやく中和
・天然コーティング成分セラックと殺菌成分CPCが歯の表面をWでコートし、むし歯を予防
・ノンアルコール処方でピリピリせずに
スッキリ爽快
・さわやかなマイルドミントの香味🌱

◎こんな方におすすめ
・虫歯になりやすい方
・食後すぐに歯磨きができない方
・手軽にケアしたい方

※ 歯が溶け出す「脱灰」を防ぐため、食後10分以内に使用するのがおすすめです。

⚪︎使用方法

3種類とも使い方は同じで、
日常(毎日)の歯みがきに加え、適量10~20mLをお口に含んで、20~30秒程すすいでから吐き出してください。

キャップ半分の線は約20mLです。
使用後、お口を水ですすぐ必要はありません。

★歯に付着する菌を歯ブラシで磨くだけでは不十分なため、舌・のどなどの粘膜部分に付着する菌のケアも口腔内環境を整える上でとても大切なことです!

どの商品も誰でも簡単に使用できますので、ご来院の際はぜひお気軽にお声掛けください(^^)

大活躍!唾液の働き

冬の季節になると患者さんで「口がよく乾きます」という方がいます。
冷たい外気•冬の暖房による乾燥や普段の摂取する水分量の減少などにより唾液が減っている状態です。

実は、唾液は口の中を潤すだけでなく良い働きが沢山あります☺️
今回は唾液の働きと口腔乾燥の対策についてお話します!

✨唾液の働き✨

①口の中を洗う→自浄作用
唾液には食べかすや細菌を自然に洗い流す働きがあります。

②虫歯を防ぐ→再石灰化作用
食事をするたびに口の中は酸性に傾き、歯が溶けていきます。
酸性から中和する働き(緩衝作用)に加えて
唾液に含まれるカルシウム•リンが溶けた歯にミネラルを補給し
修復する自然治癒の働きがあります🦷

③抗菌作用
細菌を抑える働きで歯肉の炎症を起こしにくい口腔内の環境を整えます。
風邪の予防にも関係があるといわれています🤧

④食事をスムーズにする→消化作用
唾液には消化酵素が含まれており、食べ物の消化の働きがあります。
食べ物を飲み込みやすい形•柔らかさにしたり
味を感じやすくしたりと美味しい食事の助けを担っています🍽️

⑤粘膜の保護
口の中を潤し、乾燥や損傷から守ります

唾液にはこのような大切な働きがあります!
なので唾液が少なくなると下記のようなトラブルが現れます💦

◎虫歯•歯周病のリスクが高くなる

◎口内炎が出来やすくなる

◎食べ物が飲み込みにくくなる

◎舌がピリピリ痛む

口の乾燥対策🚰

乾きやすい冬の季節、手軽に出来る対策を紹介します!

①こまめに水分をとる
冬も水分摂取は大切です!
1日1.5Lの水を飲むことが理想だそうです。

②よく噛んで食べる
噛むと唾液が分泌されます。「早食い」は胃腸にも悪く生活習慣病のリスクも高めます。
日頃しっかり噛んで食べる事を意識したり、レンコンや筍など歯ごたえのある食材を取り入れてみましょう🥕
キシリトールガムも効果的です!

③唾液腺マッサージ
耳の前あたり、顎の下の柔らかい所を優しく押しましょう。

④室内の湿度に気をつける
部屋の中が乾燥していると口腔内の乾燥も悪化しやすいです。
加湿器などを活用しましょう💧

⑤鼻呼吸を意識する
ぼーっとしている時や集中している時、口が開いてる方はいませんか?
口呼吸になってしまっている可能性が高いです⚠️

「口が渇く」といっても原因は様々です!
水分不足ではなく別の疾患の可能性もございますので
口周りのちょっとした違和感や変化もぜひお気軽にご相談いただければと思います。

歯の神経って何をしているの?知らないと損する“歯の大事な役割”

「歯の神経を取る治療ってよく聞くけど、そもそも神経って何?」
「神経を残した方がいいって本当?」

歯の神経(歯髄:しずい)は、私たちの歯を健康に保つためのとても大切な組織です。
今日は、知っているようで知らない「歯の神経の役割」と「守るべき理由」をわかりやすく解説します。

◆歯の神経(歯髄)とは?

歯の中心部に通っている柔らかい組織で、
• 痛みを感じるセンサー
• 歯に栄養を届ける血管 
• 歯を丈夫に保つ細胞 がギュッと詰まっています。
表面の硬いエナメル質や象牙質を“内側から支える司令塔”のようなものです。

◆神経の主な役割

① 痛みを感じて危険を知らせる

虫歯が深くなった時に痛みが出るのは、神経が「ここ危ないよ!」と教えてくれているから。
痛みがなければ気づかず、歯がボロボロになるまで進行してしまいます。

② 歯に栄養を届け、歯を長持ちさせる

神経の中にはたくさんの血管があり、
歯の組織に栄養や水分を運んで、しなやかさを保つ役目があります。

神経がある歯ほど「割れにくい・強い」と言われます。

③ 虫歯や刺激に反応して象牙質を再形成する

外からの刺激があると、神経は歯を守るために
象牙質(歯の内側の組織)を作る力があります。

神経が生きている歯は、自己修復能力が高いといえます。

◆では、神経を取るとどうなる?

神経を取る“根管治療”は、
強い痛みが出てしまった時や炎症がひどい時に必要な処置です。

しかし、神経を取ると歯は次のような状態になります。
• 歯の水分が減り、割れやすくなる
• 痛みを感じないため、小さなトラブルに気づきにくい
• 虫歯が進みやすい
• 将来、被せ物が必要になる可能性が高い
つまり、治療として必要なことはありますが、
神経はできる限り残したほうが歯の寿命が延びるのです。

◆神経を守るためにできること

① 虫歯を早期発見する(定期検診を受ける)

痛みが出る前に見つけることができれば、
神経を残せる可能性がぐっと高まります。

② 虫歯にならないようにする

磨き残しが減れば、神経の近くまで進む虫歯を防げます。
ダラダラ食べ(特に糖分)を避ける
長時間の飲食は虫歯のリスクを大きく上げます。


③虫歯の再治療を減らす

一度治療した歯は、
見た目以上に弱く、刺激に敏感な状態になっています。
そこに再び虫歯ができると、
さらに歯を削る必要があり、
そのたびに神経との距離は近くなります。
結果として、痛みが出たり、神経を残せなくなるケースが増えてしまいます

虫歯の再治療を減らすためには、
・歯とのすき間が少ない
・細菌が入りにくい
・噛み合わせの負担が少ない
このような条件を満たした治療が重要になります。

精度の高い被せ物を選ぶことで、
虫歯の再発リスクを抑え、神経を長く残せる可能性が高まります。
※詳しくは過去のブログ「再び虫歯にならないために」をご覧ください。

④歯ぎしりをしている人は注意

強い力が加わると歯の内部にヒビが入り、神経に炎症を起こすことも。
日中は食いしばりをしていないか意識する、就寝時は無意識下の食いしばり•歯ぎしりによる歯への負担軽減の為にナイトガードをつけるなど必要に応じて対処が必要です。

いつまでもご自身の歯で美味しくお食事をとれるように、
健康な身体を維持できるように、歯の神経を一生涯失わないよう守っていきましょう!
お口の中に不具合がなくても定期検診はとっても大切です☺️

本年も当院にお越しいただき、誠にありがとうございました。
来年も皆さまのお口の健康を守るため、スタッフ一同努めてまいります。
どうぞ良いお年をお迎えください🌟

歯ぎしり・くいしばりの原因と予防するには

日常生活や睡眠中に「歯をギリギリ鳴らす」「無意識に歯を食いしばっている」と感じたことはありませんか?
これが歯ぎしり(ブラキシズム)やくいしばりです。放っておくと、歯や顎に負担がかかり、痛みや歯の摩耗の原因になることがあります。

🦷なぜ歯ぎしり・くいしばりは起こるのか?

原因は大きく分けて心理的なものと身体的なものがあります。

1. 心理的ストレスによる筋緊張
ストレスや緊張が強いと、睡眠中や集中時に筋肉が硬くなり、歯ぎしり・くいしばりが起こりやすくなります。 

2. 噛み合わせ・歯並びの影響
歯の高さや歯並び、被せ物の形などが筋肉に負担をかけるケースもあります。

3. 睡眠の質の低下
寝つきの悪さ、浅い眠り、寝酒、睡眠時無呼吸症候群は歯ぎしりを助長します。
「朝から顎や肩が疲れている」という方は睡眠の質の影響が大きいこともあります

4. カフェイン・アルコール・薬剤
コーヒー、アルコール、一部の内服薬(例:抗うつ薬)も歯ぎしりを誘発することがあります。

5. 姿勢の乱れ(スマホ首・猫背)
頭が前に出る姿勢は、顎周囲の筋肉に常に負担をかけ、くいしばりの引き金になります。

◆ 歯ぎしり・くいしばりが招く顎関節症

歯ぎしりやくいしばりが続くと、顎関節や周囲の筋肉に大きな負担がかかり、次のような顎関節症を起こしやすくなります。
 • 口を開けるときにガクッと音がする
 • 顎が痛む
 • 口が開きにくい
 • 顎が疲れやすい

これは、顎の関節や筋肉に過剰な力が加わり続けた結果起こる“顎のトラブル”です。

◆ 顎だけではない!全身への影響

顎関節や噛む筋肉の緊張は、驚くほど全身に影響します。

● 頭痛・肩こり
顎を動かす筋肉は、側頭部や首・肩の筋肉とつながっています。
そのため、食いしばりで顎の筋肉が硬くなると、頭痛や肩こりが慢性化することがあります。

● 姿勢の乱れ
顎の位置がズレると、身体はバランスを取ろうとして首や肩に負担がかかります。
結果的に猫背やストレートネックの原因にも。

● 睡眠の質の低下
夜間の歯ぎしりが強いと、浅い睡眠が続き、疲れが取れにくくなります。

● 歯の摩耗・破折
全身症状に加え、歯がすり減ったり欠けたり、知覚過敏が起こることもあります。

歯ぎしり・くいしばりのサイン

 • 歯の摩耗や欠け
 • 顎やこめかみの痛み、頭痛、肩こり
 • 朝起きたときの顎の疲れ
 • 耳の奥の違和感

自宅でできるセルフケア

 • 就寝前に軽く顎のストレッチ
 • 日中に意識して歯を離す(唇を閉じて、歯を軽く離す)
 • ストレスをためない工夫(深呼吸、軽い運動など)
• マウスピース(ナイトガード)の使用(歯科で作成(保険治療可能))

歯ぎしりやくいしばりは、放置すると歯や顎に大きな負担をかけます。気になる方は、早めに歯科でのチェックをおすすめします。
定期検診の際に、歯の状態や咬み合わせも一緒に確認しましょう。

「洗口液」と「液体歯磨き」あなたが使用しているのはどちらですか?

「洗口液」と「液体歯磨き」あなたが使用しているのはどちらですか?
見た目はそっくりでも使い方が違います!

💬 似ているようで違う「洗口液」と「液体歯磨き」

最近では薬局の棚にたくさん並んでいる「液体タイプの口腔ケア用品」
どれも似たようなボトルに入っていて、「どっちも同じようなもの」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか?

実は、「洗口液(マウスウォッシュ)」と「液体歯磨き(液体ハミガキ)」は目的も使い方も違う製品です。
間違った使い方をすると、せっかくの効果が十分に得られないこともあります。

🧴 洗口液(マウスウォッシュ)とは?

洗口液は、歯を磨いた後に“すすぐだけ”で使うタイプの液体です。
口の中をさっぱりさせたり、口臭を防いだり、細菌を減らすことを目的に使われます。

🔹 特徴
 • 使用は「歯磨きの後」または「外出先で手軽に」
 • 口臭予防・殺菌・口中浄化などが主な目的

🔹 こんな方におすすめ
 • 忙しいときや外出先でもお口を清潔にしたい
 • 歯磨き後の仕上げケアをしたい
 • 口臭やねばつきが気になる

洗口液の使い方
 1. キャップ1杯分ほどを口に含む
 2. 20〜30秒ほどぶくぶくうがい
 3. 吐き出して終了(ブラッシングは不要)

💧 液体歯磨き(液体ハミガキ)とは?

液体歯磨きは、名前のとおり“磨くため”の液体状の歯磨剤です。
口に含んで全体に広げたあと、歯ブラシで磨くのが正しい使い方です。

🔹 特徴
 • 泡が立たないため、歯ぐきの状態を見ながら磨ける
 • 研磨剤が入っていないため歯や歯ぐきにやさしい
 • 有効成分(フッ素・殺菌剤など)が口全体に広がりやすい

🔹 こんな方におすすめ
 • 電動歯ブラシを使っている
 • 泡が苦手、しっかり磨きたい
 • 歯ぐきの炎症・出血が気になる

液体歯磨きの使い方
 1. 適量(10〜15mLほど)を口に含み、全体に行き渡らせる
 2. 吐き出したあと、必ず歯ブラシで歯磨きを行う
 3. 仕上げのうがいは軽く1回でOK(有効成分を残すため)

🌿 まとめ

液体歯磨きと洗口液は、どちらもお口の健康を守るために役立ちますが、
「磨く」ためか、「すすぐ」ためかで目的がまったく違います。

「液体歯磨きも洗口液もどちらかを使っていれば歯磨きをしなくもいい」は間違いです。
どちらも歯磨きの代わりにはなりません。
必ず歯を磨くことが前提になります。

それぞれの特徴を理解して、目的に合わせて使い分けることで、
むし歯や歯周病の予防効果をより高めることができます。

もし「自分にはどちらが合っているのかわからない」という場合は、
ぜひ歯科医院で相談してみてくださいね。

🦷抜歯後に補綴を入れずに放置するとどうなる?歯石との意外な関係

「歯を抜いたままでも大丈夫」と思っていませんか?
虫歯や歯周病などで歯を抜いたあと、
「痛くないし、このままでいいかも」と思って放置してしまう方は少なくありません。
しかし、抜歯後に補綴(ほてつ:入れ歯・ブリッジ・インプラントなど)を入れずに放置すると、
お口の中では目に見えない変化がどんどん進み、歯石や歯周病のリスクが高まってしまうのです。

🦷抜歯後に補綴を入れないことで起こる変化

1. 噛み合わせが崩れる
抜けた部分の両隣の歯が倒れ込んだり、噛み合う歯が伸びてきたりします。
これにより歯並びが乱れ、ブラッシングがしにくくなります。

2. 片側噛みの習慣がつく
抜いた部分を避けて片方だけで噛むようになると、使わない側に歯垢(プラーク)が溜まりやすくなります。

3. 顎の骨が痩せる(骨吸収)
歯がない部分は刺激がなくなるため、時間とともに骨が痩せてしまいます。
その結果、歯ぐきの形が変わり、さらに清掃が難しくなります。

💡補綴を入れないと歯石が増える理由

補綴を入れないまま放置すると、次のような理由で歯石ができやすい口内環境になります。

・歯の隙間に汚れが溜まりやすい
抜けた部分は空洞ができ、歯ブラシが届きにくくなります。
残った歯の側面に歯垢が付着し、放置されると歯石化します。

・唾液の流れが悪くなる
噛む回数が減ることで唾液分泌が減少。唾液の自浄作用が弱まり、細菌が繁殖しやすくなります。

・歯並びの変化で磨き残しが増える
傾いた歯や浮き出た歯の周囲は歯ブラシが届きにくく、歯垢・歯石の温床になります。

⚠️歯石が増えるとどうなる?

歯石は硬くて歯ブラシでは落とせません。
表面がザラザラしているため、さらに歯垢を引き寄せる悪循環が起きます。
その結果——
・歯茎の腫れ、出血
・口臭の悪化
・歯の動揺、噛み合わせの不調
・残っている歯の寿命が短くなる
といったトラブルが進行してしまいます。

歯石とトラブルを防ぐためのポイント

1.早めに補綴治療を行う
2.正しいブラッシングと補助清掃具を使う
3.定期検診を受ける
4.唾液の分泌量を促す習慣を意識する(よく噛む・水分をこまめにとる・ガムを噛むなどが効果的)
 
 

抜歯後に補綴を入れずに放置すると、歯並びの乱れ・歯石の増加・歯周病の進行といったさまざまなトラブルにつながります。
「1本くらい抜けても大丈夫」と思わず、
残っている歯を守るための補綴治療を早めに検討しましょう。

定期的なクリーニングと正しいケアで、健康で清潔なお口を長く保ちましょう。

歯石ってどんなもの?

皆さん歯科医院に行ってクリーニングをする際、「歯石」という単語を耳にする方は多いのではないでしょうか。

では、歯石汚れとは一体何のことなのでしょうか?

歯についている汚れには種類があります!

①歯垢(プラーク)
 細菌の塊で歯にくっつく粘り気がある柔らかい汚れ
 食べカス(糖)を栄養にして増殖するため磨き残しが多くみられる歯の間、歯肉のキワ、奥歯に付着している方が多い
 歯ブラシで除去することが出来る

②着色(ステイン)
 コーヒーやワイン、タバコなどの色素物質(タンニン、ニコチンなど)が歯の表面に付着し、時間経過で固着した汚れ
 固着し蓄積してしまうと歯ブラシで除去するのは難しい
 予防法としてはコーヒーなど色素の強いものの飲食後は時間を空けずにすぐに磨くことである

③歯石
 ①の歯垢が唾液に含まれるカルシウムやリンと結合して硬くなった汚れ
 硬いため一度付着すると歯ブラシでは除去が不可能
 唾液と反応するため唾液が出てくる場所に近い下の前歯の裏側と上の奥歯の頬側に付着しやすい

◎歯石のデメリット

歯石の表面はザラザラしているため虫歯の原因である歯垢を付着させやすくし、虫歯のリスクを高めます!
また、歯石汚れは口臭の原因の1つとも言われております。

そしてさらに厄介なのが歯周病と歯石との関係です🦷

歯肉のキワについた歯石汚れは歯垢を付着させやすくするため、歯周病が進行しやすくなります。
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、歯と歯肉の間に汚れが入り込んでいきます。

歯肉の中の歯垢も歯肉からの滲出液(血液など)と結合して歯石になります!(=縁下歯石)

縁下歯石の性質は、より強固で除去するのが困難です。
歯肉の中のため目視で確認する事は難しく知らぬ間に付着している方が多いです。

歯石はご自身の歯ブラシ、フロスなどで除去することは不可能です!

口腔内の清掃を丁寧にされている方でも全ての汚れを取り切るのは難しく、少しずつ歯石汚れが蓄積してしまう場合が多いです。
特に縁下歯石は無症状な事が多いので自分の歯肉の状態をしっかりと把握することが大切です!

長く放置した歯石ほど固くこびりついてしまうので定期的に健診クリーニングを行い健康な口腔内を目指しましょう🪥

🦷冷たいものがしみる…それ、「知覚過敏」かもしれません

こんにちは☺️

最近、「冷たい水を飲むとキーンとしみる」「歯みがきのとき、ピリッと痛む」
そんな症状に心当たりはありませんか?

それ、知覚過敏の可能性があります。

知覚過敏ってなに?

知覚過敏とは、歯の神経が過敏になってしまい、冷たいもの・熱いもの・甘いもの・歯ブラシの刺激などで“しみる”ような痛みが出る状態のことです。

原因はいくつかありますが、多くの場合、
 • 歯ぐきが下がって、歯の根元(象牙質)が露出している
 • エナメル質が削れて、内側がむき出しになっている

といった理由で、本来は守られている部分が外に出てしまい、刺激が神経に伝わりやすくなるのです。

どんなときに起きやすいの?

✔️ 歯みがきの力が強すぎる
✔️ 歯ぎしり・くいしばりの癖がある
✔️ 酸性の飲み物や食べ物(炭酸・レモン・お酢など)をよく摂る
✔️ 加齢によって歯ぐきが下がってきた

といった習慣や状況が、知覚過敏を引き起こす原因になります。
上記に当てはまる方は放っておくと悪化してしまう可能性大です!


軽い症状であれば、知覚過敏用の歯みがき粉で改善することもあります。
ですが、しみる症状がずっと続いたり、悪化したりしている場合は注意が必要です。

🧴知覚過敏用の歯磨き粉の仕組み
知覚過敏用の歯みがき粉には、主に以下の2つの働きがあります。

① 神経への刺激をブロックする成分

👉 硝酸カリウム(しょうさんカリウム)
 • 歯の神経(知覚神経)の周りを安定させて、刺激を感じにくくする成分。
 • 即効性はあまりないですが、継続使用で効果を発揮します。

② 象牙細管を封鎖する成分

👉 乳酸アルミニウム・シュウ酸カリウムなど
 • 象牙質の細管をふさぐことで、物理的に刺激をシャットアウトします。
 • 比較的、早く効果を感じやすいこともあります。

💡知覚過敏用歯みがき粉の使い方ポイント
1. 継続的に使うことが大事!
 → 1〜2週間以上使い続けて、効果を感じ始める方が多いです。
2. 磨いたあとはしばらくうがいしすぎない
 → 有効成分が歯に残るように、軽めのうがいがおすすめです。
3. 研磨剤が強すぎないタイプを選ぶ
 → 知覚過敏がある方は、強い研磨剤でさらに歯が削れることも。
★当院では硝酸カリウム、乳酸アルミニウムの2成分が入った
知覚過敏用の歯磨き粉の販売もしております。
ご興味のある方はスタッフまでお尋ねください。

治療法はあるの?

当院では、症状に合わせて
 • 知覚過敏用の薬剤を塗る
 • ナイトガード(マウスピース)による歯ぎしり対策
など、症状に応じた対応を行っています。


「なんだか最近、しみる…」と感じたら、それはお口からのサインかもしれません。
早めのケアで、しみない快適な毎日を取り戻しましょう!